『DPP/ACR再検証』のクチコミ掲示板

[JbMsh]

※7743508スレッドからの話題の続きですが、DPP/ACR＆LRのみのお話になりますので、
改めて立てさせていただきました。

DPPが見せる階調にリミッターをかけているのは、多機種のスレッドでも
過去なんどとなく検証されていますが、一応1DsMarkIIIでは無かったと思いま
すので簡単に検証しました。

http://www.imagegateway.net/a?i=K7InZZV3r4

また、デモザイク処理についても、DPPでの高速/高画質等の設定の違いによるものと
私は思いましたので、DPP高速と、ACRでの細部比較をしています。(14mmF2.8II周辺部)
※ACR側は「フリンジ軽減」は使用していません。


また、7743508でSilkyPIXの話題が一部出ていましたが、(S&Lさんがそうというわけでなく)
SilkyPixや(LRもそうですが)は、現像中の画面でその性能の細部を判断するのはNGです。
それは「プレビュー」だからです。DPPは検証してませんがどうなんでしょう？

書込番号：7767097

[G55L]

JbMshさんありがとうございます。参考になります！

書込番号：7767242

[S&L]

JbMshさん　

　ハイライトに関して、僕もチェックしてみました。居間の床に差し込む日の光で高輝度部が飽和している画像です。

　条件をある程度近くするために、どちらもトーンカーブはリニア、コントラストは最弱としました。それ以外のパラメーターは全てデフォルトです。

　プレビュー画像ですがご了承ください。非常に判りやすい差になったのでそのままにしてます。Lightroomは飽和領域の手前で何かが見えています。DPPは木のフローリングがそのまま白く飛んでいます。

　推測はこうです。ダイナミックレンジの図はある国内の紹介サイトに掲載されたDmk3のダイナミックレンジの色ごとのグラフです。この図はRGBからCMYKに変換されているので、JPG変換のグラフだと思いますが、ハイライトは、黄色のライトグレーの輝度情報が一番最初に飽和して、マゼンタとシアンはまだ飽和していない図になっています。ダークグレーが一番最後まで残っています。

　まさにこれが画像が違う理由ではないかと推測しました。キャノンは、輝度が飽和した時点でそこから先のマゼンタとシアン、それからダークグレーは何がしかの減衰をかけて色がおかしくならないようにしています。アドビは、逆に輝度が飽和した先のダークグレーをそのまま残しているように見えます。飽和した輝度とそうでないグレーが加算されるので色再現の悪いグレー領域が飽和領域の周囲に現れています。どうでしょうか? シャドウもおそらく同様になっていると思います。DPPではトーンカーブの左になにかノイズのようなヒストグラムが見えていたので何かと思っていましたが、今わかりました。この部分にライトグレーやイエローはまだ残っている訳ですね。しかし、現像すると減衰されてカットされていると。

僕は、このあたりの境界領域の色情報はないほうが画像への副作用がなくてむしろ良いように感じます。DPPの方が消え際がナチュラルではないでしょうか? 逆に実際の画像はこのあたりはS字カープの寝ている領域ですからここまで露骨に表れることはないと思いますが、場合によってはキャノンよりアドビの方が粘るかもしれません。個人的にはDPPの方が写真的な自然さを感じています。

　樹木の比較写真は、僕の場合はイコールコンディションとするために収差補正はどちらも0でした。またモアレキャンセルこそがデモザイクの意義なのでそこはonです。
　DPPのモアレキャンセルをoffにするとLightroomに似てくるということは、Lightroomはモアレのキャンセルの強度が弱いということなのでしょうか?　実際にLightroomの画像のモアレの量からすると、僕はどうもそうらしいと推測していました。

書込番号：7767872

[kuma_san_A1]

SILKYPIXのオンラインマニュアルと機能説明のページの、それぞれハイライトコントローラの部分をリンクします。

http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/product/ds3/manual/man0006.html#124
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/product/ds3/function/highlight.html

ようするに、DPPの場合は「色彩重視<->輝度重視」を色彩重視に振り切った状態と言えます。
Gセンサーのクリップより上のRBセンサーのデータ(この余裕はWBにより変化します)はGセンサーがクリップした場所では使われません。
ACRの場合は「色彩重視<->輝度重視」を輝度重視に振り切った状態で「明部補償」を入れた状態と言えます。
Gセンサーがクリップした場所でGセンサーのクリップより上のRBセンサーのデータを色を抜いて輝度情報として復元しているのでしょう。

書込番号：7768020

[S&L]

ぼくは、こういうウルトラハイライトやウルトラダークの再現性にはそんなに興味がないのですが、ニコンの画像変換はウルトラダーク領域の情報をかなり拾っているそうですね。イタリアのサイトで指摘されていますし、確かカメラ雑誌にも掲載されていたと思います。「暗部はニコンの画像が粘る」と。

http://www.luciolepri.it/lc2/marcocavina/articoli_fotografici/TEST_Canon_Nikon_full_frame/00_pag.htm

こういう境界領域の画像を重要視する人には切実なのかもしれません。

　先日掲載したシャドウ比較の写真の全体像を添付します。この塔の窓の再現性にあんなに差がつくとは予想していませんでした。僕はどちらかといえば、そのあたりの領域の再現性の方を重視しています。この写真も白い雪と雲と太陽に引っ張られて暗い画像となってしまいましたが、実際はもう少し明るかったのです。今は試行錯誤して最適な露出を探っているところです。

書込番号：7768036

[S&L]

kuma_san_A1さん

リンクありがとうございました。これを読むと推測は合っていそうですね。色を抜いた輝度情報を救い上げる機能がシルキーピックスとLRにはある訳ですね。作例にあるような白い雲などの再生には非常に効果的ですね。
　あと、フォトショップでやっていた「なんちゃってHDR」もLRやシルキーピックスでは結構有効だということですね。良いことを知りました。デジカメの一般的になダイナミックレンジが8EVだとしたら9EVくらいまでは条件が良ければ格調できそうですね。
　シルキーピックスは一度ダウンロードしたのですが、イマイチ自然な雰囲気がしなかったので、アンインストールしてしまったのですが、今度はパッケージ版を購入します。これだと輝度優先と彩度優先がコントロールできるので、シーンによってはLRより良さそうですね。
あとは、キャプチャーワン4です。日本版が出るのを楽しみにはしています。使ってみないとなんともいえませんが。

書込番号：7768120

[kuma_san_A1]

＞ぼくは、こういうウルトラハイライトやウルトラダークの再現性にはそんなに興味がないのですが、ニコンの画像変換はウルトラダーク領域の情報をかなり拾っているそうですね。

ダーク情報に関してはPIXELの受光面積が素直に効いてきてしまいますね。

http://bbs.kakaku.com/bbs/00490111092/SortID=7411155/#7427456

目的の露出が出来れば暗部のデータは14bitRAWであることから品位を保って絞り出せそうです。

http://homepage.mac.com/kuma_san/tone_example2/

なお、18%グレーを基準露出とした場合の対応するRGBデータはsRGB時に「118/255」で、AdobeRGB時に「117/255」とデジタルカメラの規格で決まっているそうです。
CIPAのページを探せばどこかにあると思います。

http://www.cipa.jp/index.html

書込番号：7768127

[JbMsh]

>>kuma_san_A1さん

いつも実体験だけで言ってしまう私の用語や理屈のわからない部分をフォローいただいて
感謝です！
そういうことですね。

>>S&Lさん
私は輝度だけでも見せて欲しいと思っていますし、色もチャンとつかえる部分も(個体差吸収のマ
ージンだと思っていますが)ほんのわずかですがカットしていますしDPPはやっぱり×です。
私は適当な性格なんだと思いますが、輝度だけ残っていることで、コピーブラシで色相コピーで
使えることが結構あるので。(勿論例のような極端な場合は無理ですし妥協には変わりないですが)

一方メーカーとしては当然の選択だとは思ってます。仮にACRが見せるようなところまで見せてしま
ったら「露光量スライダを下げたら色が変だ！」というクレームになりかねないと思いますので。

kuma_san_A1さんの仰るようにこの辺のことを徹底的に追求するならば、SilkyPixはわかり易いで
すし、スライダも抱負です。本当にどこまで記録されているかはDCraw(フリー、要Cコンパイラ)
で、DocumentModeで現像してみると良く分かります。
※DocumentModeとは、本当の無補完現像で、RGGBのままグレースケールとして出力されるモード
です（ガンマもかかってません）。
DCrawがあると、とりあえずビットマップはそのまま取り出せますので、ちょっと知識があれば
自家現像も可能で色々検証できると思います。
私は自家製sRAWというかsTIFFを作ってみました(単にRGGBを補完せず1pxにするだけ)。

>>DPPのモアレキャンセルをoffにするとLightroomに似てくるということは、Lightroomは
>>モアレのキャンセルの強度が弱いということなのでしょうか?　実際にLightroomの画像
>>のモアレの量からすると、僕はどうもそうらしいと推測していました。

私も弱いと思っています。「フリンジ軽減」(色収差除去の下の選択肢)がモアレ除去に相当する
動きをするようなのでそれを使ったり、カラーノイズ除去を使えというのがADOBEのスタンス
なのかと考えています。
(モアレだけでなく1〜2px程度CとRのディザ表現になる部分などにも効きますし)

ACRにはフリンジ除去に「ハイライトのみ」の選択があるので、この辺についてはDPPとどちらを
使うか悩みます。全体の仕上がりを勘案して、「ハイライトのみ」で済めばACR優位ですが、徹
底的に除去したい場合は、勿論DPPの「色にじみ」の除去には及びません。(対応レンズの場合)

ACRのフリンジ軽減/カラーノイズ除去、DPPの色収差補正/色にじみ除去ともに、きっちりかけると
著しく色がくぐもって、晴天の写真がまるで雲天で撮ったようになるので、現在のところ私の選
択は、ACRの色収差補正+ハイライトのみフリンジ軽減+カラーノイズ除去は5までとしています。
16-35のW側のような酷い場合はDPPでも現像し、PhotoShopの「カラーの適用」で色を揃えたうえ、
両方をレイヤーとして利用します。

書込番号：7768262

[S&L]

僕は、Dsmk3に関していえば、こういうウルトラハイライトとかシャドウ領域の再現よりも下記のリンクにあるような、一般的な中間領域のシャドウ領域の再現性が不満です。

http://forums.dpreview.com/forums/read.asp?forum=1020&message=27782964

フジはフィルムメーカーだということもあるのですが、画像の自然さ階調の良さをいつも感じるところです。どちらかといえば、まれにしか出会わない限界領域の事よりも、こういうあたりを改善して欲しいものだと思ってます。
おそらく、これはノイズ云々ではなくてもっと別の話なのだろうと思っています。確か、フジの現像は常にNRはonだったと思いますし、そのあたりもからたのだと思います。

書込番号：7768327

[JbMsh]

私もフジの再現は(望月宏信氏のようなデジタル超人は別として)、現像云々で
どうこうならない何か別のものだと思っています。

アプローチがまるで逆のようですが、私も(ウルトラじゃない)シャドー域の再現は
不満です。1DsMarkIIIについてでなく色んなカメラに対してですが。
私は1DsMarkIIIのみならず、他のCANON機および他社機でもシャドーは捨てています。
そのために、オーバーで撮ってアッパーシャドーからシャドーを作ります。
だから私にはウルトラハイライトが重要になるんです。ウルトラハイライトを何とか
使って、出来の悪いシャドーを上から持ってきて作ってあげます。
※例示したやつは単なる失敗ですが

そんなことをせずに済み、1DsMarkIIIを越える解像力を持つカメラが、いずれどこ
からか出るとよいですね。

書込番号：7768483

[カメラって楽しい。]

JbMshさん、こんにちは。

横レス並びに板汚し、すみません。<(_ _)>

↓　ここに反応しちゃっての駄レスです。お許し下さい。```r(^^;)ポリポリ

>1DsMarkIIIを越える解像力を持つカメラが、

順当に出るとしたら、1DsMark�Wですよね？勿論、画素数を落とさない３０００万画素級で！（笑）厳しいけど。／(-_-)＼
１６００万画素くらいに抑えて解像力のみを上げていく技術だったら今でも出せるような気がするんですが。。。
僕1DsMark�U持っているんですが、このカメラも解像力は良く無いと感じました。ヾ(_ _)　レンズ性能もあったかも知れませんが・・
キヤノンは何を出し惜しみしているんでしょう。。。

>いずれどこからか出るとよいですね。

キヤノンの技術はリミットなんでしょうか？それとも企業戦略？（笑）

書込番号：7779012