


デジタル一眼カメラ > SONY > α700 DSLR-A700 ボディ
SAL2470Zの方に書き込むべきか考えましたが、
こちらの[8483266]で「被写界深度について」お伺いした経緯がありますので、
こちらでご報告させて頂きます。
[8483266]でお伺いした際に
僅かに後ピンの気配がありそうな気がしたのと、
近接撮影開放の画が少し甘いのが気になったので、
α700とSAL2470Zをともに調整に出しました。
結果としては、
・α700/SAL2470Zともにピント位置は良好
・SAL2470Zの開放で画が甘いことに関しては、周辺解像力のバラツキがあった
とのことで、
SAL2470Zの2群レンズの交換と調整を行って頂きました。
その結果、ほぼジャスピンとなる確度が目に見えて向上しました(^O^)
周辺解像力の改善を図ったことで、
結果として中央の解像力も上がったようです。
(当然画面全体で開放でのピントが合っている箇所の解像力が向上しています。)
アップした画像は、1枚目が調整前の70mm近接開放で撮影したチャートの中央部、
2枚目が調整後の同じ条件での画像です。
ピントとしては確かにあまり変わっていない
(もともと目くじら立てるほどのものではない)ですが、
調整前の画像は、分かり難いかもしれませんが、黒線にモヤがかかったように見えます。
しかし、調整後の画像ではこのモヤはなくなっています。
あくまで私的見解ですが、
このモヤがAFセンサーの位相差読み取り誤差の原因となっているように思います。
すなわち、AF精度としては本体/レンズとも問題なくても、
ジャスピンとなる付近での画が甘いと
本来のピント位置からズレる傾向が発生するのではないか?ということです。
大口径レンズでは開放の画が甘いことがよくありますが、
思えば、これまで使用してきた大口径標準ズームのf2.8レンズでは
タムロンOEMの28-75mmでもシグマの24-70mmでも
望遠側近接開放ではこの合焦位置でのモヤがあったような気がします。
明るいレンズでよくピンずれの指摘がありますが、
これは被写界深度が浅いから、精度を出すのが困難ということだけでなく、
AFを行う開放での描写が甘いことによって
ピント位置の誤差(例えば上記のモヤの出る傾向によって後ピンだったり前ピンだったり)
が発生することにも一因があるのではないでしょうか?
考えて見れば、
いまどき位相差検出部の精度やレンズ駆動の精度に問題があるとは考えられず、
(電気的な不良である場合は別として)物理的な精度のバラツキは吸収可能であるはずなので、
AFを行う開放での合焦位置の画像さえ正確に捉えられれば、
ピンずれは発生しないのではないでしょうか?
尤も、開放での合焦位置での描写を改善することが、
技術的にも物量的にも一番困難なことなのでしょうね・・・
ですので、レンズASSYの交換までして今回の調整をして下さった
ソニーサービス様には、改めて敬意を表したいと思います。m(_"_)m
書込番号:8552597
2点

ukatさん こんばんは。(*ゝ(ェ)・)ノ
点検に出されて、良かったですね。
あまーい絵は、嫌ですよね。
CMOSでもCCDでも明るいレンズでAFを合わせるのは、技術的に難しいという話を、行きつけのカメラ屋さんがよく言っています。フィルムと違うんですってね。
理論は、何度聞いても理解できないんですけど(^○^)
カメラとかレンズって点検にだしたほうが良いですよね。
他の悪かったところを、直してくれる場合もありますよね。
Zeiss。本領発揮ですね。♪ \(^0^\)(/^0^)/ ♪
書込番号:8552939
0点

> AFを行う開放での合焦位置の画像さえ正確に捉えられれば、
> ピンずれは発生しないのではないでしょうか?
まず、位相差検出方式の仕組みはレンズの開放を用いている訳ではないのはご理解
頂けているでしょうか。
位相差検出方式は基線長に依存する光束を抽出してそれを評価するシステムです。
実際の光線図などを追跡して頂くと分かりやすいのですが、規定の光束を評価する
都合上、必ずしもレンズの開放が用いられる訳ではありません。
F2.8対応センサーだとか、F5.6対応センサーだとか言われているAFセンサーがあり
ますが、あれはF2.8またはF5.6の光束を評価しているという意味です。
F5.6センサーの場合、F1.4の明るいレンズを使用したとしても、F5.6の光束を取り
出してしてAFの情報としています。正確な表現ではありませんが、わざわざF5.6に
まで絞り込んでAFしているようなものなんです。
ここで重要になってくるのが絞りによる焦点移動です。
一般に球面収差の過剰補正型に対して、補正不足型の方が絞りによる焦点移動が
顕著に現れます。
マット面を利用した開放測距では、絞ると被写界深度が増し、焦点移動はそれに
埋没するのですが、位相差検出方式のような絞り込み測距では、そういう訳には
いきません。開放付近でピントにズレが発生するケースがあります。
これは先ほど申したように球面収差の補正状況により、焦点の移動量が異なります。
レンズ(個体差)によってAF精度が異なる、つまりカメラ側のAFで誤差を吸収できない
理由でもあります。
書込番号:8553667
1点

kuma4さん
ありがとうございます(^^)
これで心のモヤもスッキリと晴れて
気持ちよく撮影に望めそうです。
>カメラとかレンズって点検にだしたほうが良いですよね。
>他の悪かったところを、直してくれる場合もありますよね。
そうですね(^^)
今回の場合、本体側の光学系の清掃も
やって頂けたようです。
購入して1ヶ月も経っていない状態でしたので
ちょっと躊躇いましたが、
調整に出して納得できるレベルにして頂けたし、
良かったと思ってます。
クリアグリーンさん
詳しい解説ありがとうございます。
AFは絞り環を空けたままで行われるので、
常に開放でピント検出されているものと思ってました(^^;
そんなに単純ではないのですね。勉強になります。
>F2.8対応センサーだとか、F5.6対応センサーだとか言われているAFセンサーがあり
>ますが、あれはF2.8またはF5.6の光束を評価しているという意味です。
開放でAFした後にフォーカスロックして
f5.6で撮影した画でピントがズレるのを気にしていましたが
(実際にこんな撮影をするわけでもないのに)
とんでもない思い違いをしていたのですね(^^;;;
(前文引用省略させて頂きます)
>レンズ(個体差)によってAF精度が異なる、つまりカメラ側のAFで誤差を吸収できない
>理由でもあります。
α900や他社機種でAF微調整機能が付いている理由は
ここにあるのでしょうか。
何故レンズごとにAF精度が異なるのか、
どうしてAF微調整機能が必要なのか
疑問に思ってました。
一つ質問があるのですが、
今回の調整に出す前の画で、
黒線にモヤがかかったようになっているのは前に書きましたが、
MFでピントを合わせてもこのモヤが晴れるポイントがありませんでした。
これはどのような原因によるものなのでしょうか?
書込番号:8553700
0点

-> ukat さん
> 一つ質問があるのですが、
> 今回の調整に出す前の画で、
> 黒線にモヤがかかったようになっているのは前に書きましたが、
> MFでピントを合わせてもこのモヤが晴れるポイントがありませんでした。
> これはどのような原因によるものなのでしょうか?
元のご報告に「周辺解像力のバラツキがあったとのことで、SAL2470Zの2群レンズ
の交換と調整を行って頂きました」とあります。
何らかの理由で、本来のレンズ構成にズレが発生したものと推測致します。
レンズにショックが加わったり、長時間の振動などでこうしたことが発生する可能性
がありそうです。
特に収差系とその補正系の間でズレが発生するとその影響は深刻です。
先ほどは球面収差の補正状況に関して説明させて頂きましたが、球面収差に起因する
ハロ(グレア)と呼ばれる現象があります。
球面収差が残っているとレンズ周辺を通った光束が綺麗に結像できないために、周り
に散ってしまい、これをハロと呼びます。ハロが多く発生するとモヤが発生したような
コントラストの低い映像となってしまいキリッとしません。
推測となってしまいますが、元のレンズに何らかの理由でレンズ間にズレが生じ、
球面収差が多く残る状態になっていたのではないでしょうか。
今回は、調整にてこれが直ったのではないかと…
書込番号:8557470
1点

クリアグリーンさん
ご回答ありがとうございます。
>何らかの理由で、本来のレンズ構成にズレが発生したものと推測致します。
>レンズにショックが加わったり、長時間の振動などでこうしたことが発生する可能性
>がありそうです。
(中略させて頂きます)
>推測となってしまいますが、元のレンズに何らかの理由でレンズ間にズレが生じ、
>球面収差が多く残る状態になっていたのではないでしょうか。
>今回は、調整にてこれが直ったのではないかと…
詳細に解説頂き、誠にありがとうございます(^^)
球面収差によるハロと呼ばれる現象なのですね。
今回調整をお願いしたレンズは
先月末にソニースタイルで購入したばかりで
開放画質の甘さは購入当初からありました。
それで、チャートを利用して解像力やピントのチェックを行い、
開放での合焦位置におけるモヤと後ピン傾向を発見しました。
ソニースタイルからの発送時の梱包はしっかりとしたものでしたし、
ソニースタイルまでの流通経路も商品の性格からそんなに劣悪な環境に置かれたとは
考えにくいと思いますので、出荷時点から存在したもの、
すなわち製造時における個体バラツキも考えられるのではないかと思います。
調整の途中経過を問い合わせた時に
かなりシビアな調整を行っているので時間がかかっている
という回答を頂いていますので、
やはり明るいレンズの製造精度には
相当シビアなものが要求されるのでしょうね。
今月のデジタルカメラ・マガジンでα900のレビュー記事が載っていて、
レビューにあたって使用したレンズがこのSAL2470Zだったのですが、
記事の中で周辺解像力が低いと指摘されており、
「個体バラツキを含めレンズの性能向上に期待したい」
という意味のことが書かれていました。
実際の製造工程、検査工程の実態はわかりませんので何とも言えませんが、
ツァイスのレンズは検査した人のサイン入り検査証も付いており
ツァイスでもシリアル管理されている(ツァイスのシリアル番号も付いている)
ほどのものなのですが・・・
イメージセンサが大きくより高画素のα900と組み合わせることを前提に
製品化された商品だと思いますので、
もし個体バラツキあるいは流通過程で発生するものだとすると厄介ですね・・・
何れにしても、使用にあたっては丁寧に取り扱い、
ソニースタイルの保証が切れる前までに
症状が再発していないか何度か自己チェックして、
問題があればまた調整をお願いしようと思います。
その点、ソニースタイルで購入したので3年保証が付いているので安心です(^^)
書込番号:8558622
1点


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