サウンドカード・ユニット > ONKYO > SE-200PCI LTD
来年10年目、ONKYOがサウンドカードを作り始めてから20年目という節目となり今更ながらこの製品の素晴らしさを語らせていただきたい。
まず私の環境からご紹介
●私の環境●
○PC環境
windows10 pro 64bit
i7-6900k 32GB
ROG STRIX X99 GAMING
○デジタル部
SanDisk SSD Extreme PRO 960GB---デジタル音源(FLAC)---AIMP4.5(WASAPI envy24 デジタル出力 96khz)---SE-200PCI LTD(玄人志向 PCI-PCIEX1によりPCIEに変換)---Cable Matters TOSLINKオプティカルケーブル---TEAC UD501
○プリメインアンプ
TEAC UD501(RCA出力より)---BELDEN 8412 RCA 赤白ライン---DENON PMA390RE----TEAC LS-H265-B
○パワーアンプ
DENON PMA390RE(プリアウトより)----BELDEN 8412 RCA 赤白ライン---ONKYO M-506R(OH済み)---CORAL X-V(OH済み)
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以上である。
X-Vはミドルハイを絞ってウファーとして使っている。非常に引き締まった低音で心地よい。
さて、この構成だと本製品はUD501との光出力のために使われているので客観的に見て性能を活かせていない、もっと安価なPCIE-S/PDIF、強いてはオンボード出力でいいのではないかと感じる方も多いかと思う。
私もそれが気になりクリエイティブ社のZxRや同社300PCI ASUSのSTRIX RAID DLXを差し替えてサウンドテストしたところ明らかな違いが出た。
クリエイティブ社のZxR に関しては耳に刺さるような高域が始終出っぱなしでとても「ずっと聞いていたい」と感じる音ではなかった。
近年のサウンドボードはオーディオよりもゲーミング方面を意識しているため「よりノイズレスに、よりハイファイに」という思考で設計されていることが伺えた。
300 PCIに関してはチップがクリエイティブ社の物を使用しているがさすがにONKYO、その点が大幅に改善されているように思えた。しかしながら本商品と比べると音場が狭くなってしまい平べったい音、よく言えばモニターヘッドフォン的な音になっているように思えた(こちらは音の好みが分かれるかと思う)
ASUS社に関してもやはりゲーミングを意識しているためクリエイティブ社と同等の傾向があり音楽を長時間楽しむ設計ではないとかんじた。
そして本製品は主観であるが音のキレ、解像度、音場の広さ、ノイズレス、音圧、どれをとってもバランスがよく「ずっと聞いて居たい音」であった。どんな音源も魅力的に響かせてくれる安心感がある。特に顕著に違いが出るのが中域にジューシーさである。ギターの歪みの粒立ちが明らかに違う。クラシックなどでは透き通り綺麗にフェードしていく広域が目立つ(特にピアノ)。
以上を踏まえてS/PDIF出力で音質に違いが出るということはクロックのジッターの影響が濃厚かと思うがここまで音質に差が出るものなのだろうか。
PCI200 LTDのクロック回路には±10ppmの超高精度の水晶発振子やほかにはない東信工業株式会社と共同開発したハイグレードオーディオコンデンサーや導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの採用などがありそれらも音質に大きく影響していると感じる。
つまり一概に「デジタル出力なのだから音は同じだろう」「オプティカルの音の違いはジッターによるものだけである」とは言えないのではないか。みなさんの意見をもしよろしければお聞かせ願いたい。
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ところで私がなぜ96khz出力でオプティカル接続を選択したかという話だが、
まず周波数についてだがこちらは192khz出力すると高周波域が雑音となって音が濁って聞こえるためである。特にCD音源などは44.1khzからアップコンバートされるため192khzまでの高周波域は空データが流れることとなり耳鳴りのような雑音が入りやすいと言える。
私の耳に合うのは96khzであった。
次にオプティカル接続についてだが、実際にオーディオ評論家の意見を垣間見るとシングルのオプティカルよりも同軸のコアキシャル出力やUSBDACによるUSB接続のほうが音質が良いというのが一般的になっているかとおもう。
UD501はそもそもUSBDACであるためUSB接続を前提に設計されている。しかし私があえてUSB接続を使わない理由は音源を再生時かならずポップノイズが生じてしまうためである。小音での使用やヘッドフォンやイヤフォンでの使用であれば気にならない、気付かないレベルかもしれないが、私のようにスピーカーにてそれなりの音量で聴く場合これがかなりストレスになる。USBケーブルも高品位なものをいくつも試し、電源もオヤイデのノイズ処理されたものを使い、USBポートもASRock,Intel,Renesasコントローラーのものを比較したが改善がなかった。USBというデバイス上ノイズを受けてしまうのかもしれない。
そしてUSB接続の音質は少々ノイジーに聞こえてしまった。
こうなるとUD501を使用する上で選択肢として挙がるのはコアキシャル入力かオプティカル入力である。
コアキシャル出力に対応しているサウンドカードとしては300PCIEやaimのSC808やASUSのEssenceシリーズなどがある。
そこで300PCIを所持しているので同設定でオプティカル出力とコアキシャル出力で音に違いが出るのかサウンドテストしてみた。
その結果違いが全くわからなかった。そもそもジッターが発生する仕組みとして私の場合PCからDACまでの非常に短い区間をデジタル接続しているためジッターによる音の違いなど人間に観測できるレベルをはるかに凌駕しているといえる。
したがって音の傾向はデジタル、アナログ共に出力形式によらずサウンドカードの作りに依存しているのではないか、という私の推測は濃厚になった。
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書込番号:21412582
4点
(入りきらなかったので追加です)
2018年、10年目を迎える本商品であるが未だに一部のオーディオファンから絶大な人気があると言える。
2017/12現在中古平均価格5000円前後。この価格でこのクウォリティは信じがたいコストパフォーマンスだ。
この製品のメインチップであるVIAは最近までwindows10/8に対応していなかったためドライバトラブルが多かった。
しかし2015年AUDIOTRACK社から対応ドライバが公開されたためこれから購入する方もこちらを参照して欲しい。
http://audiotrack.co.kr/en/drivers/1368
また公式からもwindows8対応のドライバが公開された。私の環境ではwindows10でも使用できた。日本語対応しているので日本語がいい方はこちらも参照して欲しい
http://www.jp.onkyo.com/support/pcaudio/download/se200pci.htm
Deckを起動し、右側の周波数を選択しようとすると「システムは再生/録音状態です」と出ると思うが、いちど再生デバイス欄の該当デバイスを無効にすると選択できるようになる。その後再生デバイスを有効にし、プロパティのサポートされている形式欄にて周波数が選択できる。
さらに、このサウンドカードは古いためPCIにしか対応していないが最近のマザーはPCIスロットが搭載されていない。
そのためこのサウンドカードを諦める方もいるかもしれないが玄人志向から以下の商品がでているので確認して欲しい。
http://www.kuroutoshikou.com/product/interface/converter_board/pci-pciex1/
私の環境で正常に動作しているので参考にしてもらいたい。
ただし変換カードの高さ分上にズレるのでRCA出力を使う方はミドルタワーPCケースだと使えない可能性がある。
固定方法などを画像をアップロードするので参考にして欲しい
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そろそろ部品の寿命を迎え始める頃でもある本商品。
今後どのように修理、改造していけばよいのかみなさんのおすすめするカスタマイズ方法なども是非この場でお聞かせ願いたい。
長くなってしまったが日本の技術を凝縮したようなこの素晴らしい芸術品をこれからも使い続けられたらうれしい。
書込番号:21412588
3点
少なくともクリエイティブメディア系(SE-300PCIEも含む)の製品はデジタルの時点で加工がされているので比較は無意味です。
USB接続のDDCやDAC、HDMI接続のAVシステムとの比較をした方がいいでしょう。
余程過酷な環境にない限り電解コンデンサーの容量抜けもないでしょうし、何等かの理由で使えなくなるまでそのまま使い続ければいいと思いますよ。
書込番号:21412655
4点
>USB接続のDDCやDAC、HDMI接続のAVシステムとの比較をした方がいいでしょう。
比較して当機とは、さよならいたしました。
書込番号:21412713
2点
ご指摘ご意見ありがとうございます。
少し書き方が分かりずらかったかもしれません。
私の本製品の使用法はあくまでもUD501へ接続するための手段でありこの製品がメインではないということが第一にあります。
PCからDACまでなるべく新鮮な情報を送るための手段にすぎませんがケーブルによって音質が変化するようにどのような接続をするかによって音質が変わるのではないかと考えています。より新鮮にDACへ情報を送るために選んだ手段が本製品となります。
そのため音の性質はDACであるUD501に大きく依存していることは承知しております。
USB DACやプリアンプ パワーアンプなどに関しましては別で比較を行い個人的に好みのものを選んでいます。
そちらに関しては比較を行ったのがずいぶん前ですのでここ数年で直接USB接続やHDMI接続可能なプリメインアンプやオプティカルやコアキシャル入力端子を装備したアンプが増えたため恐らくもっと好いものが作られていてお二方は更なる高みへ行っておられるのでしょう・・・
私が所持しているアンプは記述以外にもluxmanやmarantzなどがありますがどれも古いので「デジタル音源はアンプとは別のDACで変換するもの」という概念が染み付いてしまっています。
今後の選択肢としてデジタル入力のついたプリメインアンプというのも視野に入れようと思います。
ちなみにUSB接続は記述の通りポップノイズなどのマザーボードのノイズを拾ってしまいやすい点で選べませんでした。
musa47さんの現在の環境など差し支えなければ教えて頂けませんか?
書込番号:21413423
1点
>つまり一概に「デジタル出力なのだから音は同じだろう」「オプティカルの音の違いは
>ジッターによるものだけである」とは言えないのではないか。
同感です
でも、まだ解明してないのでジッターのせいだけって事にしとこう、みたいな
>「デジタル音源はアンプとは別のDACで変換するもの」という概念が染み付いてしまっています。
同じように染みついてます。
私は、SE-200のアナログ出力→アンプ からスタートして
現在は、PC(USB)→DDC→DAC→アンプ と、とても面倒な構成になってしまいました。
書込番号:21415099
1点
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