


2ヶ月ほど前にスピーカー探しのスレ(目の前で…〔7699221〕)を立て、お騒がせした者です。
皆様には親身になって相談にのって頂きながら、当人はいろいろ迷走し、ご面倒をおかけしました。
その節は、有り難うございました。
今回は、ご報告を兼ねて、ダイヤトーンSPの感想を少々。
色々と迷走したあげく、2Chは、
スピーカー: DIATONE DS-9Z
プリメインアンプ: Triode TRV-88ST
SACD/CDプレーヤー: DENON DCD-1650AE
という構成に落ち着きました。
カカクは、購入価格 合計40万円(新品時の定価 約90万円)になります。
DIATONE DS-9Z(純正スタンド付)定価35万→10万(専門店にて中古で購入(美品))
Triode TRV-88ST希望小売価格36万→14万(リサイクルショップにて中古で購入(展示品流れ))
DENON DCD-1650AE希望小売価格15万→12万(専門店にて3年前に新品で購入)
電源タップ、電源ケーブル、RCAケーブル、SPケーブル→合計4万(procable(通販業者)にて表紙のモデル(ベルデン&WE 16GA)を購入)
1650AEは据え置きですので、28万円の買い増しで済みました。
音については、「…大(自己)満足…。」のひとことです。
C/Pを考えれば、これ以上はなかなか無いだろう、と自己満足に浸っています。
ピアノ、バイオリン、チェロ、声楽、シンバル、ドラム…、いずれもリアルです。
特に、ピアノは、これまで聴いた如何なるスピーカー(システム)からも聴かれなかった、音楽性豊かな艶のある響きをもった生音(錯覚?)が奏でられるので、これだけでも十分です。
スピーカーの存在は消え、音像定位も良好、そこで演奏しているような臨場感が得られています。
解像度は、最新のミドルハイに比べると劣るかも知れませんが、くっきり、ハッキリしていて、曖昧なところがありません。レンジも申し分なく、低域はサブウーファー要らずで、音程もしっかり表現しています。艶(癖?)のある中高域は言うまでもありません。
ケーブル類を幾つか試しましたが、変化がとても分かり易く、高解像度で気むずかしいといわれるスピーカーの片鱗が伺えました。結局、癖のないケーブル類で落ち着きました。
現役のアマチュアテノール歌手で、かつてオーディオマニア&バンドマン(トランペット吹き)であった辛口の大先輩(父)に、グレングールドのバッハ(平均律)やソニーロリンズのサキソフォンコロッサスを聴かせると、
「真空管アンプなので柔らかい音を想像していたが、そんなことはない。力のあるアンプなら、関係ないな。ダイヤトーンは難しいスピーカーだったが、これなら十分に性能を出し切っている。」
「この値段なら、こっちが欲しいくらいだ。」
「これ以上は考えるな。もう、機材に金を使う必要は無い。」
「それにしても、そこで演奏しているように聴こえるなぁ。」
と、珍しく褒めていました。ついでに、音楽&オーディオ談義に花が咲きました。
中古市場で5-10万円あたりに大量に流れているダイヤトーンですが、力のあるアンプでしっかり鳴らしてあげれば、十分に魅力的な音楽を奏でてくれるようです。それぞれのモデルの詳細は私には分かりませんが、当時の定価で判断すれば、C/Pの良い、音も作りもしっかりしたスピーカーが手にはいるに違いありません。
世代を超えたマニア同士の会話を結ぶ役割もあるようです。音も会話も弾んで、ウチでは大成功でした。
ダイヤトーン使いの皆様の体験談など、お聞かせ願えたら幸せです。
書込番号:7887790
4点

現在のダイヤトーンSPのラインナップを見ると、
〈三菱電機株式会社〉
DS-SA1:ペア50万円の車載用ユニット
30mm B4Cピュアボロン・トゥイーター
160mm アラミッドスキン・カーブドアルミハニカム・コーンウーファー
拘りのネットワーク(極太ワイヤー手配線他)
DS-SA3:ペア25万円の車載用ユニット
25mm 特殊焼成を施したSR(Super Rigidity)チタン・トゥイーター
160mm アラミッドスキン・カーブドアルミハニカムコーン・ウーファー
拘りのネットワーク(極太ワイヤー手配線他)
ウーファーは、スペックと見た目が同じなので、SA1とSA3で同じユニットかも知れません。
カカクの差は、主にトゥイーターとネットワークの差なのでしょうか。
他には、液晶テレビREALのスピーカーにも一応DIATONEの名称が使われています。
(液晶テレビのスピーカーとしては、こもりも少なく、ハキハキした音声でなかなか良いです。)
〈三菱電機エンジニアリング株式会社〉(三菱電機全額出資の子会社)
DS-MA1:100万円/本のホーム用DIATONEスピーカー(3ウェイ)
30mm B4Cピュアボロン・トゥイーター(リングラジエーター)
75mm B4Cピュアボロン・ミッドレンジ(リングラジエーター+イタヤカエデ整フロントロード)
300mm アラミッドクロス・ウーファー(アラミド線維と紙のラミネート構造)
エンクロージャー 河合楽器提供のスプルース+バッフル表面はチェリー材
定期的に自社の試聴室で試聴会を開催しており、この試聴会に参加(予約制)すると購入に必要な用紙が手に入る→手続きを経て購入してから受注生産→3ヶ月後に出荷、という殆ど売る気の感じられない特殊な販売形態をとっているようです。一般的な商品とは言えず、技術継承のため(だけ?)の極めて特殊なラインナップなのかもしれません。
現時点では、“本編のない番外編”みたいなものでしょう。
どんな音がするのでしょうか?
車載用ユニットはともかく、ホーム用スピーカーはまともな勝負をしていませんので、あまり期待は出来ないのでしょうか。万人受けする“いい音”なら、躊躇無く売って出るに違いないとも思えるし。
とても個性的(変?)な音なのかも知れません。
さてさて、
DIATONEスピーカーの特徴の一つは、ボロン・トゥイーターで、
もう一つは、スプルース(河合楽器)で組んだエンクロージャーのようです。
勝手な解釈では、ウチのDIATONE DS-9Zの特徴的な中高域(1.5kHz〜40kHz)の艶のある厳しい音は、ボロン・トゥイーター+スプルースのエンクロージャーの音ではないかと思われます。
スピーカーの振動板には、固有音の少ない素材を使うのが理想とはいっても、各社様々の素材を使って作っていますし、自分のところが一番と喧伝していますから、「素材の音」は確実に存在するわけです。素材やスペックが全てではありませんが、作り手の気持ちを考えると、自分たちの理想とする音を出すための素材に拘るのはごく自然なことだと思いますので、素材による音の傾向、というのはユーザーにとっては選択基準の一つに成り得るでしょう。
ボロン(+スプルース)からなるDIATONEスピーカーは、曖昧なところがない厳しい音で、薄味とは対極にある濃い味のある、個性的なものだと思われます。現状ではDIATONEの(中古の)スピーカーでしか聴けない個性ですから、特殊なハイエンドではなく、せめてミドルクラススピーカー市場にDIATONEが復活すれば、面白いことになるかも知れません。
書込番号:7896810
1点

密閉型で能率の低い(86dB)DIATONE DS-9Zが、アンプによってどのように鳴るかを、久しぶりにアンプをつなぎ変えて聴いてみました。一般的に言われている「DIATONEはアンプを選ぶ。」という評価の真偽を確かめてみたいと思います。
プリメインアンプ
@ TRIODE TRV88-ST(真空管アンプ;KT-88プッシュプル)
A DENON PMA-2000U(UHC-MOS FET シングルプッシュプル)
B DENON AVC-3808(AVアンプ)
CD代表:tok tok tok from soul to soul (VICJ-61440)
手持ちのCDの中で、もっとも自然な音、加工の少ない生音が得られている女性ジャズボーカルものです。ハスキーヴォイス、サキソフォン、ドラムス、シンバルなど、各楽器の音色と音像に注意して聴いてみます。
SACD代表:paavo jarvi beethoven symphony no 4 / 7 (88697129332) /made in the EU
リファレンスの定番の一つ。フルオーケストラをそれらしく鳴らせるかどうか?音場の広さ、各楽器の分離、音の解像度に注意してみます。
@:個別の楽器の音色を正確に描く能力だけで比べた場合、これ以上はそうそう無いだろう、と言える音がします。オーディオとしての相対的な評価ではなく、自分の知っている楽器の音と比較しての印象です。
具体的に細かく言葉で描写をすることは私には出来ませんが、そこで生で(マイクを介さずに)演奏しているときようなキツくて厳しい音を、ごく僅かになめらかにしたような音の輪郭で正確に描き、等身大の音像が目の前に現れる感じです。
この音色こそが、DIATONEサウンドの正体かも知れません。
フルオーケストラは小ホールの観客席の中央よりやや前の席でゆったり聞いている様な音場になります。S/Nが良く、SACDらしさが際だっています。が、正直、あまり面白くありません。
本番前のリハーサルを聴いているような、各楽器のリアルな音が、全体の重厚なはずの音場感をスポイルしているような、何とも言えない微妙なニュアンスに聞こえます。
これは、音量の問題かもしれません。ご近所の耳を気にしない大音量で聴ければ、全く違う印象になる予感はあります。
A:2000Uは、これまで10年間、我が家の唯一のプリメインアンプとして活躍してきたものです。普通に薦められ購入し、特に疑問もなく最近まで満足して使っていました。
結論から言うと、非常にショックを受けました。
@を知らなければ、「こんなものだろう。なかなか良いな。」という感想で済んだかも知れませんが…。
tok tok tokでは、マイクを介してPAスピーカーから聴いているような音になります。それでいてライブの爽快感もなく、明らかに加工されたオーディオの音です。低域が強調されつつも音程が曖昧、音の輪郭もハッキリせず、DIATONEが普通の安価なスピーカーのようです。
オーケストラでは、こんなにS/Nが悪かったのか…絶句、というレベルで、とてもSACDを聴いているとは思えません。音場がどうという気にもならないし、BGM的な鳴り方になります。
2000Uが、寿命が来て壊れているのかも知れないと思われる程、相性が悪いようです。
決して、鳴らしきれないというか、力不足だという印象ではなく、普通に余力を残して鳴っていますが、アンプの中で音楽情報が失われ、S/Nが悪化しているのが、ハッキリと聴き取れてしまう、という印象です。
B:Aの結果がショックで、つなぎ変える気力が無くなってしまったので省略します。
聴くまでもないと思います。というか、今は聴きたくないです。
「DIATONEはアンプを選ぶ。」という言い伝えは、「密閉型で鳴らしにくい。」という以上に「アンプの素性を暴き出す。」という意味ではないかと思えてきました。
いずれにしても、ただ者ではありません。
書込番号:7906077
3点

書き込みを読んで車用のユニットは受注ながら(復活?)継続しているのを知りました。
90年代に買ったDIATONEのスピーカーは今も家で使っています。
現状、ホーム用には高額なものを売っていますが、今も昔みたいに郡山製作所でフルラインナップでスピーカーを作っていたらなんて思うと、寂しい感じですよね。
書込番号:7937370
1点

axtoronixさん、レス有り難うございます。
私は、DIATONEが現役だった頃はオーディオに趣味が無く、最近目覚めてから、色々さがしてDIATONEに行き着いたのですが、中古で購入した20年前のスピーカーが、まるで現役のようにイキイキと鳴る様に感動し、思わずスレを立ててしまった次第です。
>今も昔みたいに郡山製作所でフルラインナップでスピーカーを作っていたらなんて思うと、寂しい感じですよね。
誰かが、DIATONEのブランドイメージを引き継いで、とことん拘って復活させる、みたいな展開があれば、面白いことになると勝手に想像してしまいます。道楽の世界なので、三菱電機に余裕ができないと難しいでしょうが…。
曖昧さのない精密な音は、今でも充分個性的で魅力的だと思いますし、ペア10万、20万、40万辺りに商品が投入されたら、(もちろん試聴してからですが)20万あたりを是非とも購入して、使いこなしてみたいと思うほど、気に入ってしまいました。
…やっぱり、ピアノの音が素晴らしいですね。
書込番号:7940262
0点


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