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クチコミ投稿数:3379件 元・副会長のCinema Days 

福岡市にあるオーディオ工房の「音のエジソン」に行ってきました。
http://www.otono-edison.com/

 当初の目的は、電源タップの購入です。テレビを含めた家電品を移動させたため、タップが早急に必要になったのですが、どうせならばオーディオ用に使い回しの出来る製品はないかとネット上を探し回っていたところ、この工房がヒットしたという次第です。

 ただし、この工房はタップだけではなくアンプやスピーカー、そしてカートリッジも作っているという、いわばガレージメーカーでもあります。当然のことながら、店に足を運んだ際にその自社製システムも試聴させてもらいました。

 最初は売れ筋だというスピーカー「409システム」を中心とした組み合わせです。ここの主宰者はCDをあまり信用していないらしく(店内にもCDプレーヤーはありません)、試聴はアナログプレーヤーにておこないました。

 まず聴いたのは60年代ジャズの代表的アルバム。端的に言ってレンジは狭いです。しかし、限られた帯域での情報量の大きさおよび濃厚な音像の捉え方は、今まで聴いたことのない味わいでした。次はやはり60年代のクラシック(管弦楽曲)のレコード。これも印象は同じで、各音像が実に生々しいです。

 そして圧巻は「モノラル音源も聴いてみましょうか」と店主が取り出した古いジャズヴォーカルのレコード。このサウンドには私も思わず「アッ!」と声を上げそうになりました。音場の奥行きが実に深い。モノラル音源にだって「音場」というものが存在するのだということをハッキリと認識しました。

 次に試聴したのは同社のハイエンド機種である「プロミネント」。こちらはまさに「横綱相撲」でしたね。見た目も音も恰幅が良く、決して音色は現代的ではないのだけど、その出方はハイスピードです。特に古い演歌のレコードなんかを鳴らすと鮮烈極まりない展開が味わえます。

 ただし「プロミネント」は126万円という高価格であり、「この値段ならこの音も当たり前だよね」という評価も出来るでしょう。対して「409システム」はペア15万円強で、音はもちろんサイズや仕上げを勘案すれば、かなりコストパフォーマンスは高いと思います(97dBを超える高能率も要チェックです)。音は個性的で確実にリスナーを選びますが、一度ハマれば長く付き合えそうな製品だと感じました。

 最後に、今年中にリリース予定だという普及価格帯のステレオカートリッジの試作品を聴きました。カートリッジ単体の音の見極めというのは難しいものですが、少なくとも決して安っぽい音は出てきません。発売に当たっては10万円を大きく割り込む価格設定にしたいそうで、店主によれば「オルトフォンやオーディオテクニカの同価格帯の製品を大きく上回るクォリティに仕上げる」とのことです。楽しみに待ちたいと思います。

 ・・・・ああそうそう、肝心の電源タップも悪くなかったですよ。壁コンセントを3ピン形式に変更出来ない集合住宅などでは、選択肢の一つに挙げてもいいです。何より店頭市販品のオーディオ用電源タップよりは安いですしね。

書込番号:11616675

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