


PCケース > ANTEC > Nine Hundred
PCケースをAntec社の“Nine Hundred”へ交換しました。
評判通りの冷却性能で大変満足しています。
これまで使用していたPCケースは、上部電源ファン12p(1000rpm程度)、フロントファン8p×1(1600rpm/2500rpm)、リアファン9p×1(1800rpm/3100rpm)、サイドファン12p×1(1200rpm/2000rpm)で、吸気方向や排気方向を色々試行錯誤してみたのですが、なかなかいい結果が出ないため、思い切って、冷却性能が高いと評判の“Nine Hundred”へ交換してみたものです。
注)(Xrpm/Yrpm):(実働回転数/最大回転数)
結果は、期待以上のものでした。
以下、簡単に使用結果をレポートします。
<システム>
1. CPU:E6600(B2)[定格2.4GHz、電圧Auto設定]
2. M/B:ASUSTek P5B-V (BIOS:0903)
3. Memory:3GB(512MB×2+1GB×2)(CFD ELIXIR DDR2-800[PC6400]、5-5-5-15、電圧Auto設定)
4. HDD:HDT725032VLA360(SATAT 320GB)×2
5. VDD:MATSHITA DVD-RAM SW-9583S、HL-DT-ST DVDRAM GSA-4160B
6. TVcapture:I-O DATA GV-MVP/GX2、I-O DATA GV-MVP/GX2W
7. POWER:MACRON PSH750S-D(750W、12cmFAN)
8. CASE:Antec Nine Hundred(Front-12cm×2[max2000rpm]、Rea-12cm[max2000rpm]、Top-20cm[max800rpm])
9. CPU Cooler:Thermalright Ultra-120 eXtreme
10. CPU Fan:XINRUILIAN X-FAN RDL1238SBK-PWM(800〜2000rpm、max2.68m3/min(94.6CFM)、max29.3dB)
11. OS:Windows XP Pro. SP2
<使用結果>
・室温:28℃
・CPU・M/B温度:
- アイドル時:CPU37℃、M/B温度:36℃(E6600:1.6GHz)
- 100%負荷時:CPU49℃、M/B温度:37℃(E6600:2.4GHz)
注)「100%負荷」は、Tripcode Explorer 1.25で実現。SpeedFanの“CPU Usage”で両Coreとも100%負荷を確認。
・CPUファン速度:マザーボードのQ-Fan(Optimal設定)で制御
- アイドル時:1710rpm(E6600:1.6GHz)
- 100%負荷時:1720rpm(E6600:2.4GHz)
・ケースファン速度:
- 1200rpm(フロント12p×2、リア12p)
- 400rpm(トップ20p)
サイドパネルを開放したときに比べて、1℃〜2℃の温度上昇に収まっています。
1.全体冷却性能
とにかくエアフローの良さは特筆に値します。
フロントから2本の12pファンで吸気するとともに、サイドのウィンドウパネルから補吸し、これらの吸気流をリア上部の12pファンとトップ後方の20pファンで排気するシステムで、極めて高いエアフローが実現されています。
特に、20pのトップ・ファンの排気能力が大きく効いているように思えます。
また、メッシュ状のフロントベゼルも吸気効率アップに効いているように思えます。
これに加えて、電源はケース下部に組み付けるかたちになっているため、通常のリア上部配置と比較して、加熱される前の空気で電源内部を冷却できるため、電源の冷却効率も高いと思われます。
また、電源のちょうど上部に位置するTVキャプチャーボードが発生する熱気の一部も電源ファンで排出される感じです。
電源冷却後の排気もケース後方に排出されますので、ケース内部への影響も最小限に抑えられている感じです。
2.CPUクーラー冷却性能
フロントの上部12pファンから吸入された冷却流がリアの12p排気ファンへ向かうストレートなエアフローの中にCPUクーラーが配置されるジオメトリーになっているため、理想的なCPUクーラーの冷却流が形成されていると思います。
特に、サイドフロー型のCPUクーラーを、排気ファン側へ向かって吹付け方式でCPU冷却ファンを設置すると、その冷却性能は最大限に高められる感じです。
さらに、“ミドルファン”と称する12pファンをフロント上部12pファンの後方に取り付けられたHDDの背後にオプションで取り付けることができるようになっており、装着HDD数が多い場合でも、CPUクーラーの冷却流がきっちり確保できるようになっています。
当然、この特性を活かすためには、フロント12p吸気ファンとCPUクーラー冷却ファンおよびリア12p排気ファンで作り出されるエアフローを妨げないように、ケース内の各種配線を整理する必要があります。
ちなみに、今回は、Sythe社の“ANDY SAMURAI MASTER”とThermalright社の“Ultra-120 eXtreme”を搭載してみました。
“Nine Hundred”には“パッシブダクト”が装着されていないのに加えて、ANDYは背が高いため、サイドパネルとCPU冷却ファン用25o厚12pファンの吸気面との隙間が20o弱に、38o厚12pファンでは十数oしか取れなくなるため、吸気がスムーズに行われずANDYの本来の性能が発揮できない感じです。
3.グラフィックカード冷却性能
今回、グラフィックカードは搭載していませんが、2本の吸気ファンと2本の排気ファンに加えて、サイドパネルに開けられたパンチング・ウィンドからの補吸気によって形成されるエアフローで効率的に冷却されることは想像に難くありません。
また、サイドのウィンドウパネルにはオプションで25o厚の12pファンが取り付けられるようになっていますので、高発熱のグラフィックカードを搭載する場合にも安心と思われます。
ただ、大型のCPUクーラーを搭載した場合には、冷却フィンがこのオプション・ファンに干渉してしまいますので、注意が必要です。
ちなみに、“ANDY SAMURAI MASTER”では問題がありませんでしたが、Thermalright社の“Ultra-120 eXtreme”では干渉が生じて取付けができませんでした。
書込番号:6504026
4点


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