レンズ > カールツァイス > Batis 1.8/85
割と初心者です。初めてスレ立てます。
このレンズをα7Uで使用しています。
このレンズは歪曲収差が大きいことが欠点としてあげられていることが多いと思いますが、先日よりZeissのデータシートをいろいろ眺めている中で、このレンズのデータシートを見てみると歪曲は少ないようなグラフが書かれていました。
データシートは下記のページからダウンロードできます。
http://www.zeiss.co.jp/camera-lenses/ja_jp/service/download_center/batis_lenses.html
このレンズはファインダーを覗いている時点で、ブロック塀などをみると糸巻き型収差がわかります。
なんだか腑に落ちないのでよく見てみると、データシートにはa7Rでカメラの補正ONにして測定したとかかれてあります。
その後、下記のページなどで補正前と補正後(TOGGLEボタンで表示が変わります)をみて、やはりデータシートに書かれいるグラフは補正後のもので、補正前とはかなり差があることがわかりました。
http://diglloyd.com/blog/2015/20150429_1044-ZeissBatis-85f1_8-MTF.html
それでさらに調べていくとα7Uの取扱説明書P210によると、カメラでのレンズ補正(歪曲収差)のお買い上げ時の設定は「切」になっていることがわかりました。私も初めて同設定画面をみるとたしかに「切」になっていました。また「オート」に設定すると確かに歪曲収差が補正されました。
私はFEレンズはこのレンズしか持っていませんが、他のレンズではオートしか選べないものもあるようですし、そういったレンズはカメラでのレンズ補正前提で評価されているので、補正ありとなしを同列で比較されるとこのレンズはちょっとかわいそうな気がします。
それで、このレンズを使用している先輩諸氏にお尋ねしたいのですが、このレンズの歪曲収差についてどのように処理されていますでしょうか?
カメラ側の補正(オート)に設定?RAW現像時などに補正?はたまたアプリでしょうか?
また自動補正対応レンズなのに自動でレンズ補正(歪曲収差)がオートにならないのは、変わり種なのでしょうか?
みなさんにとって常識的なことでしたらすみません。
書込番号:19744169
0点
> 他のレンズではオートしか選べないものもあるようですし、そういったレンズはカメラでのレンズ補正前提で評価されているので、補正ありとなしを同列で比較されるとこのレンズはちょっとかわいそうな気がします。
その通りです。
カメラで補正しない素の状態で比較すべきです。
カメラで歪曲を完全に補正すれば、素の描写性能がどんなに悪くても、歪曲収差はゼロになってしまいます。
> また自動補正対応レンズなのに自動でレンズ補正(歪曲収差)がオートにならないのは、変わり種なのでしょうか?
むしろ逆です。
自動=強制でオートになるは、素のレンズ性能が悪すぎて、補正なし画像を出せないとSONYが判断したから、強制的に補正させているのです。
実際、強制オートになるレンズの歪曲は、そりゃあひどいものです(他メーカーのボディに着ける等で素の性能が見える画像がネット上にある)
逆に、強制オートにならないレンズの歪曲は、あまり大きくないのです。
歪曲収差をソフト的に(カメラ内でもPCソフトでも)補正すると、主に周辺の解像感が低下します。
なので、解像性能を選ぶか、歪曲収差の少ない方を選ぶかを、ユーザーが選択できるようにしているのです。
つまり、強制オートでないレンズは、描写性能が優れているということです。
書込番号:19746531
![]()
3点
モンクターレさん、
Batis 1.8/85 は持っておりません。が、糸巻き歪みのことは photo yodobashi で見てました。放っておけば 3%程度の歪曲のものを lens-body のレンズ補正で 0.3% に、ということのようで。これ、なぜ ~ 0% まで補正しないのか、私は知りません。気になさるのでしたら、そのあたりの事情をお問い合わせになって、是非その結果をこちらで共有して頂ければとても有用と思います(クレクレになってしまい、申し訳ありません)。仮定のお話で、もし、自分がこのレンズ使用中に歪曲を気にする状況に遭遇したら、多分、レンズ補正つきで撮影のあと、現像時にさらに自分で追加補正するだろうと思います。かつてはレンズ補正に相当する補正も全部自分で現像時にやっていましたが、近頃は堕落し、大略カメラ任せにして残りでどうしても気になったら自分で追加補正する、というスタイルになっているためです。
手持ちのレンズですぐ確認できるものを見ますと、レンズ補正(歪曲収差補正)が ON/OFF 切り替え可能なのは、Batis 2/25、SEL1635、SEL35、SEL90、SAL70400G2; 歪曲収差補正が ON になりっぱなしで切り替え不能なのは、SEL55 です。では、SEL55 について lens-body 歪曲収差を仮に使わなかったらとても人前に出せないようなひどい歪曲なのか?と言えば、それは調べることが出来ないから分からない、というのが論理的と思います。また、どれほど歪曲補正していようと、結果としてたたき出す解像度と周辺減光がこのレンズの程度でしたら、全体としてはまぁまぁ宜しいのではないの、というのももう一つです。ただし、怖いもの見たさ?でlens-body 歪曲補正無しの画も見てみたい、という気分はちょっぴり残ります。
最後、「レンズ性能を語るとき、lens-body 補正無しのものでやらないとフェアじゃないのでは?」の件。どちらか言えば、補正無しの話でないと、私はあんまりフェアじゃない気がする、のほうです(古いヤツなので)。というか、正確には、かつてそうでした。デジタルカメラ使いになって10年+ も経ち、さんざん現像ソフトや Photoshop で retouch してきましたもので、その感覚は今やかなり麻痺してまして、カメラに求めるのは「こちらが(人間が)好きにいじっても大丈夫な程度に破綻してないデータでありさえすれば良い」という考え方になってます。逆に言えば、光学系でも補正でも理由はなんであれ、総合的な結果として余り納得ゆかない画を呉れてしまうレンズ・カメラは出来るだけ避けたいかな、といった所です。まぁ、そんな偉そうなことを言えるほど写真がうまい訳でも無いのですが。
書込番号:19747015
![]()
0点
めるあどりんさん。
錯乱棒さん
返信ありがとうございます。はじめてスレ立てましたが返信もらえるとうれしいですね。
Eマウントレンズはフランジバックが短くて他メーカーのカメラには付きにくいと思いますので、そういう意味では素の悪い性能がばれにくい(?)ともいえますね。
その後引き続きいろいろ調べていまして、カメラ側の補正「オート」で補正されるのはjpegのほうで、RAWは補正されないことがわかりました。RAWデータを補正オートと切で比べてみると、EXIF情報の中の歪曲補正設定(Distortion Correction SettingやDistortion Correction)などには変化がありましたが、Picasaで表示させると色合いはおかしいですが歪曲補正されないまま表示されました。ですが、たいていの現像ソフトではEXIF情報をもとに歪曲補正ありなら歪曲補正して表示しているのではないでしょうか。
めるあどりんさんのおっしゃるように解像性能を重視すれば補正「切」と思いますが、解像性能はRAWに任せておいて、jpegは「オート」に変えておくのが手間がないかなと思っています。
RAWは現像するときはレンズプロファイルがあれば補正できるのでどちらに設定されてようとあまり関係なさそうですしね。
ZEISSのデータシートを見ていますとBatis 2/25は補正後のグラフしか載っていないです。でも下記ページなどによると補正前は約1.5%のたる型歪曲ですが、ネットで見かける評価は収差が少ないというのを見かけます。
http://diglloyd.com/blog/2015/20150429_0952-ZeissBatis-25f2-MTF.html
Loxia 2.8/21はデータシートに補正前後のグラフが載っていて、補正前はたる型に2%歪曲していますが、これも歪曲収差のないレンズという評価を見かけます。
こういった評価はやはり補正後の評価でしょうから、今は光学的な性能はもちろんですが電子的補正の出来もあわせてのレンズの評価になるんでしょうね。将来非球面レンズを多用してもたまねぎボケ補正とか、できちゃうようになるかもしれませんね。
GMレンズ向けのファームアップデートもでているようですし、今後ますます電子的に補正するようになるんでしょうけど、やはり光学的にいいもののほうがいいなと思ってしまうので、ちょっと微妙な感じです。
書込番号:19747240
1点
> Loxia 2.8/21はデータシートに補正前後のグラフが載っていて、補正前はたる型に2%歪曲していますが、これも歪曲収差のないレンズという評価を見かけます。
歪曲収差(ディストーション)の表示(グラフ)には2種類の方法があるようです。
光学ディストーションとTVディストーションです。
通常、前者はグラフで表示され、後者は概ね1つの数値です。
両者の数値は10倍程度異なります。
歪曲が目立たないレベルは、通常、前者では0.3%程度、後者では2%程度らしいです。
仮に歪曲収差の数値が2%と書かれていても、後者ベースならほぼ許容範囲ですが、
前者ベースなら極めて大きな歪曲があることになります。
ご留意が良いかと思います。
書込番号:19747356
1点
モンクターレさん、
> カメラ側の補正「オート」で補正されるのはjpegのほうで、RAWは補正されないことがわかりました。
その通りと思います。申し訳ないです。その前の書き込み、かなりトンチンカンなことを書いてしまいました。消去させてください。
書込番号:19747657
0点
モンクターレさん、
19747015 を書いたあと、モンクターレさんの書き込み拝見して「しまった間違えた」と思い、kakaku.com 運営に削除願いを出したのですが、「応答が既についているので放置」と言われました。そこで、お詫び訂正かたがた書きます。
まず、α7での撮影時の歪曲収差などの lens-body 補正は「jpeg には適用される」が「raw には適用されない」というのは、モンクターレさんの仰るとおりです。このこと、自分のα7II と raw+jpeg 撮影で確認しました。1947015 に書いたのは、いつも raw 現像ソフト(Capture 1)で「レンス補正 - Manufacture profile による色収差補正 on、ディストーション補正 100%」にやりっぱなしにしていたための勘違いでした。
たとえば、SEL1635Z はlens-body 補正を on/off できますが、これを切り替えることで、jpeg で見える歪みが無くなったり戻ったりすること、また、on/off 切り替えても raw データで見える歪みはそのままであること確認しました。また、raw データの現像のときに Capture 1 のソフト上のレンズディストーション補正を 100%かけると、ちょうど jpeg 撮って出しと同様の歪み除去ができるようになっていることも確認しました(← 私はいつも、Capture1 でこの補正を100%にしています)。
次に、lens-body 補正が歪曲収差にかんしては on になりっぱなしの SEL5518Z です。こちら、(1) jpeg 撮って出し(lens-camera 補正は適用されていると考えられる)と (2) raw からの現像もので Capture1 のソフト上レンズ補正無しを比べますと、ごくわずかですが違いが見えます。jpeg と(3) raw からの現像もので Capture1 のソフト上のレンズ補正100% はほぼ同じです。(1), (2), (3) 三つの画像の比較を載せておきます。観点にもよりますが、私としては SEL55 の raw データで歪みがそれほど悪くないことが嬉しくも予想外でした。
で、自分の対応ですが、正しい言い方は、「いつも raw で撮影して、現像のさいにソフトでレンズ補正を加えているのがデフォルトですが、どうしても気になるようだったら更に自分で手を入れる」ということになります。
また、一般にレンズ補正をカメラがやってしまったあとの画像で性能を論ずることの是非については、「元々は気にする方だったが、近頃は(ボケてきたこともあり?)、画質含めて最終的に納得出来るなら途中のことはまぁ良いだろう、といった感じ方になっている」ということになります。
以上、お詫び+訂正です。
書込番号:19748635
![]()
1点
めるあどりんさん。素早い返信ありがとうございます&レスが遅くてすみません。
光学ディストーションとTVディストーションについて初めて聞いた用語でしたので、自分でも調べてみました。
光学ディストーションは対角寸法の差を、TVディストーションは長辺方向の歪みを表すようですね。縦横比4:3の場合、TVディストーションは光学ディストーションの0.32倍になるとありました。
ZEISSのデータシートのグラフを見てみますと、縦軸が%で横軸がmmで、横軸は22mmにたりないくらいまでグラフが書かれていました。35mmフルサイズの場合、中心から角までの対角長が21.63mmなので横軸の長さとほぼ一致します。ですので、データシートに載っているグラフは対角で測った光学ディストーションの値であるように思いました。
数字を出すのはちょっと気を付けるようにします。
書込番号:19749815
0点
錯乱棒さん。
詳しく調べていただきましてありがとうございます。
SEL5518Zはさすがの高性能ですね。私もいつかはほしいと思っている1本です。
今回は歪曲収差と電子補正についてとても勉強になりました。
クレクレになって申し訳ないのですが、SEL35をお持ちとのことですので、ひとつ調べていただけませんでしょうか?
先日この価格.comのSEL35F28Zのクチコミ掲示板に、円周上にボケが入るとのスレがたっていました。
dpreviewのこのレンズのレビューをみると、中心から2/3までは歪曲がすくなく、そこを過ぎると極端なたる型歪曲になるようなグラフがのっていました。
http://www.dpreview.com/reviews/sony-fe-35-2-8
今回、最近のレンズがかなり電子補正されているとわかって、SEL35F28Zは中心から2/3以降のたる型を電子的に引き延ばした結果、こういったボケとして弊害があらわれたのではないかと思いました。
このボケが光学性能的なものなのか、はたまた電子補正のせいなのか、RAWで補正をオフにしてみてボケが現れるかどうかではっきりすると思います。こちらの勝手なお願いで恐縮ですが確認していただけませんでしょうか?
書込番号:19749909
0点
モンクターレさん、
私のはSEL3514Zでして、お尋ねのSEL3528Z では無いです。はじめにちゃんと書かなくて申し訳ありません。SEL3514Z で歪みを調べても良いですけれど、当然ご質問の答えにはならないですよね。
書込番号:19750431
0点
このスレッドに書き込まれているキーワード
「カールツァイス > Batis 1.8/85」の新着クチコミ
| 内容・タイトル | 返信数 | 最終投稿日時 |
|---|---|---|
| 0 | 2023/05/03 11:43:34 | |
| 2 | 2021/11/02 18:12:09 | |
| 2 | 2021/06/01 1:57:31 | |
| 0 | 2020/01/01 13:44:40 | |
| 2 | 2017/10/24 16:15:28 | |
| 5 | 2017/04/06 20:07:20 | |
| 6 | 2016/07/10 0:07:59 | |
| 0 | 2016/05/14 17:59:05 | |
| 2 | 2016/05/15 15:16:06 | |
| 11 | 2018/09/06 0:20:16 |
クチコミ掲示板検索
新着ピックアップリスト
価格.comマガジン
注目トピックス
(カメラ)
レンズ
(最近10年以内の発売・登録)













