『ブリヂストン エコピアＰＺ−Ｘ履いてみました』 の クチコミ掲示板

[32N1WHITE]

マイハイブリ車の交換前のタイアは７分ほどあり、まだまだ行けたのですが、転がり抵抗係数「ＡＡＡ」をどうしても試してみたくなり、また、前モデルのＥＰ１００に比べて走りも良くなったとの噂に乗せられて「エコピアＰＺ−Ｘ」入れてみました。
交換後１０００キロ走行して一皮むけたのでインプレッションします。
※空気圧は指定値＋コンマ２

外観・・・△
サイドウォールからショルダーにかけて「つるっ」としていて、トレッドもＢＳらしくなく立て溝メインのデザインで、まるで飛行機のタイアのようです。ユニバデザインのロゴはイマイチですね。

乗り心地・・・○
ＢＳ独特の「ビチャビチャ」する感じが残っていますね。ＹＨタイアのように、もう少し軽やかさが欲しいもののセダン用タイアとしても突き上げや固さは全く無く上出来。このあたりは、さすがＢＳって感じですね。

直進性・・・△
まずまず。ただ、センター付近は曖昧です。「ラクドラ」などと宣伝しているほどの直進安定は無いね。

運動性・・・○→×
一般路での丁寧な運転を心がけている限り、よく躾けられてます。
高速道やコーナーを少し飛ばそうとすると、サイドウォールが簡単に腰砕けてしまうようで、ドライバーがタイアにＧを意図的に架けた瞬間「フニャっと」腰砕けを起してしまい、かなり怖いです。ただトレッドゴムは、それに対してリニアに食いつこうとしている感じは出ており、案外回っていけますね。タイア自身が「もうそれ以上飛ばさないで」って明確に意思表示している感じですね。
また、高速道で意図的に速めのレーンチェンジを行なうと、収束はかなり悪いですね。揺り返し時のセンターがわかりにくいです。結果として、安心して飛ばせるタイアではありません。
もう少し、乗り心地を悪化させても、ビートフィラーかサイドウォール部分の剛性が必要でしょうか。

パターンノイズ・・・×
えっ。と思うくらい「ザー」っていうノイズが常に出ています。スタンダードタイアと比べてもノイズは大きいと思いますね。
これまで、とても静かだったクルマがうるさくなってしまいました。大失敗。

ロードノイズ・・・×
路面の違いをそのまま伝えてきます。ステアリングから路面状況が伝えられないから、音で伝えましたなんて冗談言わないでよね。

転がり抵抗・・・◎
これはすごい。ほんと、掛け値なしで転がります。モーター走行の時間や滑空時間がかなり長くなっています。
わたしの計測で、燃費も、おおむね１０〜５パーセント程度は良くなってますね。

制動感・・・△
回転方向に硬く、タイアを潰す事による減速キャパが無いためか、フローティングローターではないハイブリ車のブレーキシステムには負担があるようで「ツーッ」と滑って止まりにくくなっていますね。これまで減らなかったブレーキパッドが早く減りそうです。

総評
他社の同種のタイアと比べてかなり価格が高い事がネックかな。
転がり抵抗以外は、評価できる部分はありませんね。
ハイブリ車や飛ばさない方にはお勧めですが、ガソリン車では、その長所が現れにくいでしょう。ガソリン車には次に発売が予定される「ＥＰ００１Ｓ」にした方がよろしいかと思いますね。

書込番号：14306944

[1+1=11]

商品名からプレイズを外して、エコピア色を強めた感じがレポートから何となく読み取れます。

従来からプレイズは直進性の良さを売りの一つにしていましたが、自分が以前プレイズを高速でチョイ乗りした経験では、ビシッと据わりの良い直進性というより中立付近を鈍くして直進性を出していた感じでしたから、この辺は従来からの流れを継承しているようですね。
その割に従来のプレイズはハンドルを切ると意外にレスポンスが良くて、スポーティな味付けもされていました。
このハンドルを切った時の感触がエコピアＰＺ−Ｘではずいぶん変わったように見受けられます。
トレッド面のゴムを固くして転がり抵抗を下げ耐摩耗性を向上させ（パターンノイズとロードノイズの原因はこのあたり？）、乗り心地を確保するためにサイドウォールを柔らかくした感じでしょうか。

低燃費色が強まる傾向は今後も続きそうですが、どうも極端に行き過ぎているような気がして、個人的にはこういうタイヤはバランスが重要だと思うんですがね〜

書込番号：14310927