マザーボード > ASUS > P8Z68-V LE
このマザーボード(ASUS P8Z68-V LE)は、
とっても格安タイプのローエンド機なので、
上位機種のように、設定項目は豊富ではありませんが、
それでも、比較的簡単にオーバークロックは可能です。
一番簡単なのは、
以下のような方法です。
(私おすすめの「↓とは違う方法」もあとから説明します)
たとえば、Core i7 2600Kを、
4.2GHzにしたいなら、
「AI Overclock Tuner」 を 「Manual」に
「Turbo Ratio」 を 「By All Cores」に
「By All Cores (Can Adjust in OS)」 を 「42」に
「CPU Voltage」 を 「0.07」などの数字に
これだけで、オーバークロックができてしまいますが、、、。
(もちろんCPUには当たり外れがありますし、
電圧(CPU Voltage)は上記の通りでは動かないかもしれませんので
要調整、何度もチャレンジ、トライアル&エラーが必要ですが…)
私も、上記のような方法で、4.5GHzにOCしてずっと使っておりました。
その際の設定は、「CPU Voltage」は「0.12」で、
CPUファンは「グランド鎌クロス」でした。
そして、不安定なこともなく、ずっと普通に使えておりました。
さらには、OCCTやPrime95などの耐久テスト系のソフトで
かなり負荷をかけてテストしても、エラーなどの問題もなく、
長時間動いており、とても安心していました。
---
しかし!!
昔と違い、
最近のバージョンのPrime95やOCCTの耐久テストは、
とても強烈に負荷がかかるようになりました。
昔のバージョンでは24時間ぐらいぶっ続けでテストしても
大丈夫だったオーバークロック済みの私のP8Z68-V LEマシンが、
平気でエラーやブルースクリーンになったりします。
具体的に言いますと、「Prime95」は、
バージョン「26.6」までは良いのですが、
最近のバージョン「27.6」や「27.7」では、
強烈に負荷がかかるようになりました。
(AVXが採用され、ハイパースレッディングに最適化されたから、のようです。)
とくに、テスト開始から20分前後経過した頃に、
いきなり、ものすごく温度が上がる、
超過酷なテストがはじまります(笑)
そして、たまたまそれを実行して、エラーが出たのを見てしまい…、
自分のマシンが安定している、という幻想が打ち砕かれ(笑)、
それ以来、私の試行錯誤の日々がはじまりました(笑)
・・・そして・・・
以下、試行錯誤から見つけた、
このマザー「P8Z68-V LEの、
オーバークロック設定のコツ」です。
---
たとえば4.2GHzにする場合、
「AI Overclock Tuner」 を 「Manual」に
「Turbo Ratio」 を 「By All Cores」に
「By All Cores (Can Adjust in OS)」 を 「42」に
ここまでは、最初の普通のやり方と一緒です。
違うのはここからです。
とくにここからが重要なのですが、
「Load-line calibration」を「Enable」にします。
そして、
「CPU Offset Mode Sign」 を 「- (マイナス)」に設定し、
「CPU Voltage」 を たとえば「0.055」などの数字にします。
(この数字はもちろん、CPUには当たり外れがありますし、
電圧(CPU Voltage)は上記の通りでは動かないかもしれませんので
要調整、何度もチャレンジ、トライアル&エラーが必要です…)
以上で設定は完了です。
細かいことは省略しますが、ちょっと説明しますと、
「Load-line calibration」を「Enable」にするだけで、
CPU電圧がちょっと上がりすぎてしまうので、
「CPU Offset Mode Sign」をあえて「- (マイナス)」に設定し
「CPU Voltage」を上記では「0.055」に設定しましたが、
そうすると、CPU電圧を0.055v引いてくれ(-0.055v)、
という意味になります。
この書き込みの一番最初に書いた方法は、
「足し算」でのオーバークロックでしたが、
こちらの方法は、「引き算」でそれをやるわけです。
こうして起動した私のマシンは、VCoreが、
アイドル時は1.256v-1.264v、負荷時は 1.272v-1.288v
になりました。
(CPU電圧は、定番のCPUZや、ASUSのAI Suite2の「センサー」で確認)
【まだつづきがあります】
【文字数が一杯になってしまったので、私の2番目の書き込みに続きます】
書込番号:14531552
3点
【最初の書き込みからの、
つづきです】
この方法の難点ですが、
実際にいちど起動してみないと、
どのぐらいのCPU電圧になるのか、わかりにくい部分はあるので、
設定して起動して確認して設定して起動して確認して・・・と、
トライアル&エラーの連続で、とても手間はかかりますが・・・
・・・しかし、このマザーで、これをやるメリットは大きいです。
そのメリットですが、具体的に書きますと、
この書き込みで一番最初に書いた方法と比べると、
・「CPU電圧がとてもとても安定する」
→格安のローエンドマザーのせいか、最初に書いた「足し算」の
シンプルな方法では電圧の変動がかなり大きいです。
そのせいか、同じCPUクロック周波数にOCしたくても、
かなり高い電圧が必要だったりする場合が多かったのですが、
この「引き算」のやりかたでやると、
それよりも低めの電圧でも、大丈夫になったりします。
電圧が低くなれば、発熱も下がりますので、安定には一石二鳥です。
その結果、
・「より高いクロック周波数にオーバークロックしても、安定した」
→この書き込みの最初に書いた足し算の方法では、
到達できないクロックまで到達することができました。
もちろん、格安マザーですから、もっと高いマザーのユーザーから
見たら、それなりの数字ですが、、、w
・「C1E、C3、C6などの省電力ステートを切ったときの、
アイドル時の電圧と負荷時の電圧の逆転現象がなくなる」
→これまた細かいことは省略して結果だけ書きますが、
最初のシンプルな方法でやると、C1E、C3、C6などを切っていると
負荷時よりもアイドル時の方が電圧が高くなってしまったりします。
一方、この方法ではそうはなりません。
(もしくはC1E、C3、C6をAutoに設定していて、Windowsの電源オプションでクロックの自動低下をしないように常にフルクロック周波数で動くようにしている場合も同じです。)
上記の方法で、オーバークロックしましたら、
負荷がとても大きくなった最近の新しいバージョンのPrime95でも、
エラーが出ることなく、24時間完走することができました。
補足ですが、
このマザーのようなローエンド格安タイプではなく、
もっと高い上位機種だと、
上記の「Load-line calibration」の設定はもっと細かくできるようです。
たとえば、Regular、Medium、High、Ultra Highの
4種類の調整ができたりします。
目安は以下のような感じらしいのですが、、、、
Regular・・・・なし
Medium・・・・+0.005V
High・・・・・・・・+0.035V
Ultra High・・・+0.065V
このマザーはなんと、オンとオフだけ、
つまり、「Enable」と「Disable」しかありません(笑)
シンプルすぎます(笑)
安いから仕方ないのですが、そのせいで、
役に立たないオプションだと思って、
ずっと目に入らなかったです(汗
でも、いざ使ってみたらとてもよかったので、
ここにこうして書き込んでみました次第です。
書込番号:14531556
2点
ちなみに、、、
最初に書いた「足し算」のオーバークロックの場合、
Prime95の最新版(27.7)や1つ前のバージョン(27.6)で
耐久テストをやった場合、私の2600Kは、
4.5GHzにオーバークロックした場合、7時間半ほどでエラーになりました。
その後何度やっても6時間から9時間ほどの間にエラーが起きました。
しかし、二番目に書いた「引き算」のオーバークロックでは、
24時間、エラーは一切起きずに、完走をしました。
それも3回連続でした。
書込番号:14531621
1点
それから、一応、念のため、
上記の3つの書き込みに補足ですが、、、、
もちろんオーバークロックは自己責任です。
オーバークロックで故障しても、
誰も責任は取ってくれませんし、もちろん私も責任は取れませんので、
壊してしまうのが心配な方や、わからない方は、やるべきではないです。
壊れても100パーセント自分の責任だ、と、心から納得できる方だけにしましょう。
・・・
オーバークロックなど当たり前にされている方もいっぱいおられると思うので、蛇足かなと思ったのですが、念のため書き込みいたしました。
書込番号:14531709
1点
参考までに、私の4.2GHz常用設定を書いておきます
耐久テスト系が24時間問題なく通り、数ヶ月全く落ちない安定設定です。
(もちろんCPUには個体差がありますので、この設定で動くとは限りませんが...)
---
私の安定設定 4.2GHz
「AI Overclock Tuner」 を 「Manual」に
「Turbo Ratio」 を 「By All Cores」に
「By All Cores (Can Adjust in OS)」 を 「42」に
「Load-line calibration」を「Enable」に
「CPU Offset Mode Sign」 を 「- (マイナス)」に
「CPU Voltage」を「0.045」に
さらに、上記に加えて、以下の(1)もしくは(2)どちらかを実行します。
(実行しないと、省電力でクロックが下がったときに、ブルースクリーンで落ちる可能性がありますのできっちり設定します。)
(1)[私のおすすめはこちら]
Windows7上で、「コントロールパネル>電源オプション」を開き
プランを「高パフォーマンス」に設定、
「プラン設定の変更」をクリックし、「詳細な電源設定の変更」をクリック、
「プロセッサの電源管理」を開いて、「最小のプロセッサの状態」「最大のプロセッサの状態」の両方を100%にします。
これで、クロックが2.4GHzに張り付き、下がらなくなり、CPU電圧も下がらなくなります。(クロックや電圧は下がりませんが、消費電力はアイドル時には35W程度まで下がります)
(2)EFI BIOSでC1E / C3 / C6 をすべて「Disable」に設定。
具体的には「Advanced」>「Cpu Configuration」>一番下の「CPU Power Management Configuration」を開き、「CPU C1E」、「CPU C3 Report」、「CPU C6 Report」をすべて「Disable」にします。
これで、クロックが2.4GHzに張り付き、下がらなくなり、CPU電圧も下がらなくなります。(クロックや電圧は下がりませんが、消費電力はアイドル時には35W程度まで下がります)
→ただし、これをやると、Windows上の「電源オプション」の「プラン」で最小や最大のプロセッサの状態を設定しても無視されてしまいます。それを無視されないようにするには、Autoにします(Enableではだめです)その方法でやりたい場合は(2)ではなく(1)を実行します。
以上です。
-----
Windowsを起動して、ベンチマークソフトを動かすとか、
重いソフトを動かすとかしても、本当は4.6GHzでもぜんぜんOKなのですが、
どんなことをやっても落ちない堅牢なシステムを!という観点から、
各種耐久ソフト(Prime95 27.7beta、OCCT4.20("CPU Linpack" Linpack AVX有効/64bit/全コア)
で24時間エアコン無しの締め切った部屋(30度超え)でノーエラーで通ることを基準に、あえて低めのクロックにしております。
書込番号:14718362
2点
補足です。
上記の文中の
>(1)[私のおすすめはこちら]
部分の冒頭に、以下を記載し忘れておりました。
わかりにくいので、以下に(1)だけ全体を修正して少々加筆し、
もう一度記載します。
---
(1)[私のおすすめはこちら]
EFI BIOSでC1E / C3 / C6 をすべて「Auto」に設定。
具体的には「Advanced」>「Cpu Configuration」>一番下の「CPU Power Management Configuration」を開き、「CPU C1E」、「CPU C3 Report」、「CPU C6 Report」をすべて「Auto」にします。
Windows7上で、「コントロールパネル>電源オプション」を開き
プランを「高パフォーマンス」に設定、
「プラン設定の変更」をクリックし、「詳細な電源設定の変更」をクリック、
「プロセッサの電源管理」を開いて、「最小のプロセッサの状態」「最大のプロセッサの状態」の両方を100%にします。
これで、クロックが2.4GHzに張り付き、下がらなくなり、CPU電圧も下がらなくなります。(クロックや電圧は下がりませんが、消費電力はアイドル時には35W程度まで下がります)
※ただし、Windows Updateなどで、ごくまれに「電源プラン」がリセットされてしまうこともあるようですので、そのときにCPUクロックが下がって電圧が下がってブルースクリーン、原因は不明、となって解決に時間がかかってしまうこともありそうですので、そういう心配のある方は(1)ではなく(2)がおすすめです。よく考えたら私も(1)ではなく(2)がおすすめかもしれません。勢いで(1)の方がおすすめと書いてしまいましたがすみません。
書込番号:14718380
2点
このスレッドに書き込まれているキーワード
「ASUS > P8Z68-V LE」の新着クチコミ
| 内容・タイトル | 返信数 | 最終投稿日時 |
|---|---|---|
| 6 | 2020/01/24 12:44:36 | |
| 3 | 2016/07/19 17:07:07 | |
| 8 | 2012/12/01 10:03:01 | |
| 3 | 2012/08/22 14:07:15 | |
| 44 | 2012/07/05 22:44:59 | |
| 6 | 2013/02/11 23:30:18 | |
| 8 | 2012/05/20 15:43:47 | |
| 8 | 2012/05/07 23:57:42 | |
| 5 | 2012/06/24 6:46:40 | |
| 11 | 2012/05/08 12:38:00 |
クチコミ掲示板検索
新着ピックアップリスト
-
【欲しいものリスト】今、自作PCを作るなら
-
【欲しいものリスト】canon移行案
-
【Myコレクション】windows11に対応で購入
-
【その他】原神用?
-
【欲しいものリスト】自作PC
価格.comマガジン
注目トピックス
(パソコン)
マザーボード
(最近3年以内の発売・登録)






